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まとめ

『ユニコーン企業のひみつ』を読みました。

スタートアップ企業で最も大事なのは「学習」
学習が「できる」「生かせる」環境にするための組織づくり、ひいては文化が重要だという理解をしました。

改めて「やっていき」を感じさせてくれる一冊だと思います。

概要

本書の中で「ユニコーン企業」とは、評価額が10億ドル規模でスタートアップのように運営されている企業と定義しています。
Jonathan Rasmusson氏がアジャイルコーチ、エンジニアとして3年間勤務した Spotify もユニコーン企業の1つで、勤務経験をもとに組織を拡大していくノウハウが記載された本です。

感想

最初の感想は「ひみつ」なんて大層なものはなく、目的を与えて、権限を与える。生産性向上に投資をしてデータを活用する。といった当たり前が書いてあるという印象を受けました。
自分自身の言動に当てはめると当たり前ができておらず、自律的な組織を作るためのさまざまなヒントや自省するきっかけが散りばめられており、非常に参考になりました。

最善のソフトウェア開発や最善な組織づくりに銀の弾丸はなく、組織にあわせて継続的に改善していく必要があるということに尽きると再認識しました。

学習

スタートアップは「学習する機械」だ。学習、実験、発見を特に大切にする

スタートアップがスピード以上に重視しているのが、学習だ。

プロダクトは決して完成することはなく、計測、分析、テストの結果から完成に少しずつ近づいていくため、実験と学習をし続けることで目指すべき状態にしていく必要があります。

学習を素早く繰り返すためにも、成功と失敗を再定義する必要があるという点が非常に印象深かったです。
「発見と学習」があれば成功であり、リリースを重ねるごとにプロダクトは良くなっていく。
物事がまともに進まないことが予想されることを周囲に理解してもらう必要があるということを心がけようと思いました。

ミッション

「学習」を主にしたプロダクト開発を行うためにも「プロジェクト」ではなく「ミッション」で進める。

ミッションとは、チームに与えられる、抽象度が高い目標だ。

プロジェクト ミッション
予算がある チームの人数が予算
終りがある 期間に定めがない
短期間 長期間
プロジェクトマネージャーがいる プロジェクトマネージャーがいない
開発だけして引き継ぐ 開発もメンテナンスもする
完成したら解散する チームは一緒のまま
計画にフォーカス 顧客にフォーカス
期待に応じることが価値 インパクトが価値
トップダウン ボトムアップ

上記のように、期間に定めがなく、顧客にフォーカスして、インパクトを与えることを大きな価値とするなど、「学習」を生かしてどれだけプロダクトを改良できるかが重要になります。

組織

自律・権限・信頼が与えられた組織づくりをするために「スクワッド」「トライブ」といったチーム単位などいわゆるSpotifyモデルがどのように機能するかといったことが書かれています。 SpotifyはもうSpotifiモデル使ってないということも言われており、結局は組織に最適化した組織づくりが必要であり、それを醸成するのは企業文化という理解をしています。

行動は言葉にも勝る

とあるように文化を反映した組織づくりが「学習」を加速させ、プロダクトの価値を高めていくのだと思います。

おわりに

繰り返しになりますが、最善のソフトウェア開発や最善な組織づくりに銀の弾丸はなく、継続的な改善が必要ということを再認識しました。
ユーザーに最善のプロダクトを提供するために、今後も「学習」を継続していきたいと思います。